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服の歴史と構成を織りなす要素として民族衣装を研究材料にし、
そこから得られる機能性や美を服に落とし込み多方面から表現しています。

MONGOL

モンゴルのデールの特徴である前合わせを取り込んだジャケット。

デールの立ち襟や長い袖と丈は体からの水分の過度な蒸発を防ぎ、同時に毒虫などの侵入を阻む。長い袖およびノットラガ(袖の折り返し部分)は乗馬時の防風、防寒に役立ちます。また西洋のジャケットでは乗馬の際に着やすくする為、背中心の下にあるベンツ(後ろの中心にある切れ込み)を設け、モンゴルのデールと西洋のジャケットの融合を行ってる。

また袖のシルエットをよくするため袖に「角度」を付けシルエットが良く見えるようにデザインされているがその代わりに可動範囲に制限が出る。その為アームホールの周りの生地をバイアス(生地を斜めに取ること)にし、生地自体の持つ収縮性を生かしてその範囲を広げている。

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